2010年07月04日

『ペルシャン・ダルビッシュ』

こんにちは。
『ダルビッシュ』という言葉をご存知でしょうか?もちろん、某野球選手のことではありません。
4000年もの昔、中東、古代ペルシャの地に『ゾロアスター教』(日本では拝火教とも呼ばれる)という原始宗教が栄えていた頃、楽器を携え、音楽や舞踏とともに教えを説く流浪の民がいました。彼らは『ダルビッシュ』と呼ばれ、各地を放浪して修行していたそうです。

その『ダルビッシュ』の名を冠した『ペルシャン・ダルビッシュ』という風変わりなイラン料理店が東池袋にあるのですが、最近、そのお店でペルシャの楽器を習い始めました。

少なくとも、そのお店で食事をして、生演奏を聴いたときも(ディナータイムはペルシャ楽器の生演奏つき)、自分が楽器を習うことになるとはまっったく思ってなかったのですが、店主ハミッドさんの

「筋力を使ってはいけない」
「形を真似してはいけない」
「技術を学ぶのではない。大切なのはドアを見つけることだ。そのドアを開ければどこにでも好きな場所に行ける」

という言葉を聞いたとき、「それって韓氏意拳じゃないか!」と思って大きな驚きを受け、それがキッカケになったのです。


ちなみにピアノ、ギター、ドラム・・・現代楽器の祖先でもあるペルシャの民族楽器は、自然の素材を生かしたとてもシンプルな形状をしています。そして、それはすなわち弾き手に無限の変化を要求する、超絶技巧の楽器なのです。
・・・ということを知ったのは習い始めてから。
今まで楽器を習ったことのない超初心者が、毎回ヒーハー言いながら挑んでおります。
今習っているのは、アフリカのジャンベの起源になった『トンバク』という太鼓と、「音を出すのが世界で最も難しい楽器」と呼ばれる、『ネイ』と呼ばれる笛です(一ヶ月練習してやっと音が出た)。他にもさまざまな楽器があるので、機会があれば一つ一つ紹介してみようと思います。


さて、この『ペルシャン・ダルビッシュ』、料理も日本人向けの味になっていて美味しいし、店内の雰囲気もエキゾチックでペルシャの王侯貴族の気分が味わえます。是非一度、足を運んでみてください。
http://e-days.cc/features/tokyo/spot/ikebukuro/dining/post_7.ph

ハミッドさんの奏でる音楽が、古代ペルシャの地まで魂を運んでくれますよ。
posted by まけあじ at 19:45| 青木賢治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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